突然ですが、炊飯器邪魔だと思ったことありませんか?我が家は賃貸マンションのため決してキッチンは広いとは言えません。その広くないキッチンで、とても存在感を放っていらっしゃる炊飯器・・・。なんとなくずっと、視界に入るたびに嫌だなぁ・・・と思っていたのです。
そしていつの日からか、炊飯器で炊くご飯があまりおいしく感じられなくなってきました。10年前、夫が一人暮らしのときに購入したものをずっと使っていたので(5合炊きで一人暮らしにしては良いものでした)寿命だったと思うのですが、どうしても同じような炊飯器をまた買う気にはならなくて・・・。
思い切って、炊飯器をやめることにしました!!
では、どのようにしてお米を炊くことにしたのか?我が家の試行錯誤を記録したいと思います。
もくじ
炊飯器なしでご飯を炊く方法
私は小さい頃から、当たり前のように炊飯器でご飯を炊く家で育ってきたので、結婚するまで、炊飯器以外でご飯を炊くということは、キャンプのときの飯ごう炊飯くらいしか頭にありませんでした。
結婚してから、義実家にお邪魔した時に、お義母さんが土鍋のほうが美味しく炊けるからと、いつも土鍋でご飯を炊いていて、それでやっと「炊飯器以外でご飯が炊けるんだ。土鍋でご飯を炊くと美味しいんだ」とインプットされた気がします。
それで、ご飯用の土鍋を買おう!と探してみることにしたのですが・・・これがなかなかすんなりとはいかなかったのです。
土鍋で炊く
義実家での体験から、炊飯器以外でご飯を炊く=土鍋となった私は、さっそくネットでご飯用の土鍋を探し始めました。よくある↓のような土鍋はリーズナブルで、容量も色々あり、とりあえずこれで試してみようかな。と思っていました。
しかし、我が家のキッチンはIHクッキングヒーター。残念なことに炊飯用に作られたほとんどの土鍋はIH非対応!!!だったのです・・・。
IH対応ご飯鍋で炊く
そこで見つけたのがこちらのティファールのライスポットでした!
こちらはIH対応でしたので、購入し、さっそく使ってみることに。
炊き方は・・・
- お米を研ぐ
- お水を量って入れる
- 30分~1時間ほど水を吸わせる
- 火にかける
- 蒸気が出始めたら極弱火にして12分
- 15分ほど蒸らす
という感じ!タイマーがついているIHでは、上記が出始めて蓋がカタカタ言い出したら、タイマーで12分セットすれば、そのまま放置できるのでとっても楽ちんでした。結果、無事においしいご飯が炊けました!!
しかし、3合までしか炊けないので、1日1回というわけにはいかず、だいたい朝晩の2回炊いていました。
お米の美味しさには満足していたのですが、1年ほど使った頃、内側のコーティングがはがれ始めてきてしまい、買い替えることに・・・思えば、米とぎを鍋の中でやっていたり、ご飯が残ったら鍋のまま冷蔵庫に入れていたり、私の使い方が悪かったのですが、それでもまた同じことがおきるかもしれないと思い、容量もやはりもう少しあった方がよいのでまた他にいいものはないかを探す日々に・・・。
無水鍋で炊く
『ごはん鍋』と何十回検索したことか・・・ですが、なんと我が家の炊飯にぴったりのお鍋は、すでに我が家にあったのです!それがこちらの『無水鍋』です。
無水鍋はほとんど水を使うことなく調理をすることができるお鍋で、我が家では重ね煮をするときなどに重宝していましたが、ご飯を炊く『羽釜』をもとに作られていて、付属してきたパンフレットにもご飯の炊き方が載っていたのです!なぜもっと早く気が付かなかったのか・・・。
しかも一番大きいサイズは6.5合まで炊飯可能!!かなりの大家族でも対応できます!!炊き方はティファールのライスポットのときとほとんど同じ!
- お米を研ぐ
- お水を量って入れる
- 30分~1時間ほど水を吸わせる
- 火にかける
- 蒸気が出始めたら極弱火にして10分
- 15分ほど蒸らす
沸騰するまでの時間はライスポットのときよりも早く、さらに弱火にしてからの時間設定も短くなりました!味も申し分なく美味しい!ふたを開けた時に、お米の粒が立っていました。紆余曲折あり、我が家のベスト炊飯鍋はこちらの無水鍋になりました!
ちなみに時と場合によって、『ルクルーゼ』のお鍋でも炊飯しています!
こちらも無水鍋に負けず劣らず美味しいご飯が炊けます!!もちろん炊飯以外にも様々な用途で使えるので、一家にひとつあると嬉しいお鍋です。可愛いのでキッチンも華やぎます。プレゼントにも良いですよね。←もらいたい・・・(笑)
炊いたご飯の保存はどうする?
当然のことですが、お鍋で炊いたご飯は、炊飯器のように保温機能がないので、そのまま入れっぱなしにはできません。できることにはできるけれど、水滴がついてきたり、固くなってきたり、せっかく美味しく炊いたご飯が美味しくなくなってしまうのでお勧めできません。
その都度食べる量を炊く。というのも手ですが、エコじゃないので、できれば1日1度だけ炊く!のが我が家の理想でした。そこで考えた保存方法をご紹介します。
お櫃(おひつ)を使う
昔の人はどうしていたんだろう?と考えた時に出てきたのが『お櫃』でした。しかも調べていると、木でできたお櫃は、ご飯の水分量を調整してくれるため、お櫃に入れることでさらにおいしくご飯が頂けるんだとか。これは試してみたい!と思い購入しました。
使ってみると、ほのかな木の香りもして、ご飯もつやつやに!とても気に入りました!無水鍋は他の用途にもバンバン使うので、炊き上がったらすぐに、こちらのお櫃に移すことで、他の調理に使うこともできました。
ただ難点は少々お手入れが難しいところ・・・洗い終わったらしっかりと乾かさないと、すぐにカビが生えてしまいます・・・。我が家ではしっかりふきんで水けをふき、晴れた日はベランダで乾かし、雨の日や夜は、ドライヤーを使って乾かしています。それでもカビが生えてしまった時は、紙やすりで削り、それでも取れなければ酸素系の漂白剤を使いました。(漂白剤を使うと変色してしまい美しさが損なわれるのであまりお勧めしません・・・)
冷凍保存
お櫃よりも簡単なのは、やはり冷凍保存ですね。冷凍保存は容器によってかなり味が変わるので、容器選びは慎重にした方がよいですね。こちらのように薄型の容器のほうが美味しく保存できる気がしました!
炊飯器をやめるメリット&デメリット
炊飯器をやめるメリット
やはり一番は美味しいご飯が食べられるようになります!最近では高性能の炊飯器も出ていますがやはり電化製品はだんだんと機能も落ちていくもの・・・パーツも多いので手入れを怠ると途端に味が落ちます。その点、お鍋はシンプルでお手入れしやすいですね。
省エネにもなります。炊飯器のスイッチを入れたらブレーカーが落ちたなんてことないでしょうか?意外と電力をつかっているんですね。保温機能もついつい長時間使ってしまうと、電気は使うし味は落ちるし良いことないですよね。
キッチンもスッキリします!なんだか存在感が気になって仕方なかった炊飯器。なくなったら、見た目も気持ちもスッキリしました!
炊飯器をやめるデメリット
炊飯器は実は忙しい方にはとてもおススメの万能調理器です。材料を入れてスイッチを入れ放置するだけで、煮込みや蒸し、焼きまでできるので、活用法はたくさんあります。この機能は正直惜しいのですが・・・かといってそんなに頻繁に炊飯器調理をすることもなかったので、我が家はやめる決断をしました。
また、やはり鍋には予約機能や保温機能がないので、朝起きてすぐや帰ってきてすぐに炊き立てのご飯が食べたい人には不向きかもしれません。
【まとめ】行き着いた我が家のカタチ
最後のまとめ・・・その前に!!
最後にどうしても紹介したい!米とぎボウル!
私はティファールのライスポットを使っていた時、お鍋でお米を研いでいて、大失敗をしました。実は炊飯器のときも内釜でお米を研いでしまっていたのですが・・・この失敗を機にボウルで研ぐことにしました。といっても我が家にちょうど良いボウルやざるがなかったので探してみたところ、こちらの商品がヒット!
レビューもとてもよくて、でも本当にそんなに良いの?と疑ってかかっていたところ、めちゃくちゃよかったです!!米とぎはもちろん、麺類の湯切り、野菜の洗いなど、毎日何度も使っています。とてもおススメですので、気になる方ぜひ使ってみてくださいね。
炊飯の見直しが暮らしの見直しに
日本人の主食『お米』を少しでもおいしくいただきたいという気持ちは誰にでもきっとありますよね。私は米どころ新潟で生まれ育ったのもあり、その思いが人一倍強いのだと最近気づきました。そして炊飯器で炊いたご飯が美味しく感じなくなったのをきっかけに、お米の炊き方を通して我が家の『暮らし』そのものを見直す良い機会になったと思います。実はまだここで終わりではなく・・・次は精米にチャレンジしようかなとおもっているところです。またそちらもご報告したいと思います!皆様も、それぞれのご家庭に合った美味しいご飯の炊き方にであえますように。
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