前回の梅シロップに引き続き今が旬な『梅仕事』!
今回は、梅干し作りです。ジップロックを使って、少量ずつ家庭でも簡単に漬けられる方法、しかもハードルが高く感じる『干し』の作業もいらない『干さない梅干し』の作り方をご紹介します!
我が家も昨年料理教室のイベントで教えていただいて、初めて作りました!簡単すぎてとてもビックリしました。もう梅干しを手作りしない選択肢はないなと思ったくらいですので、初めての方もぜひ!挑戦してみてくださいね!
もくじ
手作り梅干しの材料(梅1kgの場合)
その前に、市販の梅干しの原材料表示を見たことがありますか?スーパーに並んでいるほとんどの梅干しは、たくさんの添加物が入っています。悪いものばかりではありませんが、自宅で、シンプルな材料だけでつけた梅干しは格別な美味しさがあります!ぜひ一度手作りの味を試してみてくださいね!
- 梅(黄色く熟したもの) 1kg
- 粗塩(梅に対して15~18%) 180g
- ホワイトリカー 50ml(カビの発生などを防いでくれます。妊娠中、授乳中でも問題ない程度の量ですが、どうしてもアルコールを控えたい方は入れなくてもOK)
- ジップロック L
梅干しの作り方
ヘタを取る
きれいに洗った梅を、よく水気をふき、つまようじなどでヘタを取ります。
ホワイトリカーをまぶす
梅を1kgずつジップロックに入れて、ホワイトリカーを梅の表面にコーティングするように入れます。
粗塩を入れる
粗塩を入れて、全体にまぶし、ジップロックの口をしっかりと閉めます。これで仕込みの第1段階は終了!
毎日ひっくり返す
できるだけ涼しく、日の当たらない場所において、毎日上下をひっくり返します。袋が膨らんできたら、一度口を開けて空気を抜いてください。2~3日で梅酢と呼ばれる液体が出てくるので、全体を浸すようにします。
こちらが5日後の梅酢が上がってきた状態。香りも少し変化してきました!
赤しそ漬けのやり方
赤しそ漬けの材料
- 赤しそ 約200g
- 粗塩 約30g(しそに対して15%程度)
赤しその下準備
梅を仕込んで10日~2週間くらいしたら、赤しそを加えます。赤しそは、太い茎は取り除き、しっかりと洗ってよく水気をとります。
息子もお手伝い!?
アク抜きをする
大きめのボウルに赤しそと塩を半分入れて、良くもみこみます。水分と一緒にアクが出てくるのでしっかり絞ります。塩をもう半分入れて、同じ作業を繰り返します。
赤しそを梅に加える
はじめに、アク抜きした赤しそに、仕込んでいた梅から出てきた梅酢を200ml加えてほぐします。きれいな色になります。
それをジップロックに戻し、再び漬けます。ジップロックのままでもいいですが、私はこの時点で小さめの果実酒瓶に入れ替えました!全体に浸かってきたら漬けは完了です。そうなったらもう食べられます!
漬けたばかりの梅。そして2日後↓
※市販の『もみしそ』を使うとアク抜きの行程は省くことができます。私はやはり生のしそを使ってが好きなので、使ったことはありませんが、簡単にしたい方は使ってみてくださいね!
土用干しする?しない?
結論から言うと、私は梅干しを干しません!!干さなくても十分梅干しです!干していないから正確には『梅漬け』かな?
『土用干し』をする場合は、梅雨明けして、晴れが続く日を見計らって、梅干しをざるなどに並べて、日当たりの良い場所に干します。できれば、日中1,2度ひっくり返して、夜は室内に入れます。これを3日続けます。
土用干しをした梅干しは、梅酢の中に戻しても良いですし、そのまま保存してもOKです。食感など食べ比べをしてみるのもいいですね。
減塩はする?しない?
塩は、梅干しをカビさせないために非常に重要です。そのため極端な減塩は避けた方が無難です。もしもカビが生えてしまったら、カビた梅は捨て、梅酢は一度煮沸させます。そうなるのは悲しいですし、面倒くさいので、我が家では減塩対策はしていません。
手作りの良さ
いかがでしたでしょうか?ジップロックを使うことで、梅の様子がはっきりと見えるので初心者でも簡単に作ることができますね。
手作りして出た梅酢は、それだけでもお料理に使えたり、赤しそは自家製の『ゆかり』を作ることもできます。メインの梅干し以外にも色々と活用できるのが良いですね。また活用したレシピなど試したら、ご紹介したいと思います!
梅シロップ同様、子供でも手伝える行程がたくさんあります。皆さんもぜひ、手作りの梅干しにチャレンジして、季節の手仕事を体験してみてくださいね!
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