『シェア畑』ってご存知でしょうか?
シェア畑は、大きな農園の一部を借りて、アドバイザーさんに教えてもらいながら無農薬野菜作りを楽しむことが出来る 「畑のレンタルサービス」です。必要な道具、肥料や苗なども全て農園に用意されていて、『手ぶらで行ける貸し農園』がコンセプト。 首都圏や関西圏を中心に2020年6月現在約100箇所の『シェア畑』が運営されています。
もくじ
シェア畑を知ったきっかけ
私がシェア畑の存在を知ったのは、↓のようなネット広告でした。
こういうネット広告ってよくできていて、一度クリックしたり、検索したりすると頻繁に同じ広告が表示されますよね(笑)表示されるたびに気になって気になって・・・もともと野菜作りにあこがれがあった私。しかし全く知識も経験もなく、さらに虫も苦手だったので、手取り足取り教えてもらいながらできる(←私の勝手なイメージです。)シェア畑だったら私にもできるかもしれない・・・と、その広告を目にした時からうずっとずっと思っていたのです。
思いだけはあったのですが、近くに農園がなかったこともあってその時すぐには行動には移さずにいました。そして数か月して、引越をすることになり、新居の近くにシェア畑があることが判明!夫に相談して、即見学申し込みをしました。
シェア畑をお得に利用する!
気になる料金は?
道具からなにから用意してもらえて、アドバイザーさんに相談までできるサポート付き農園。気になるのは利用料金ですよね。
はっきり言って安くはありません!畑の立地などによって料金に違いはありますが、3㎡(2ウネ)で月額6000~8000円程度。もう1つ広いプランもあって、その広さは畑によって異なりますが、1.5~2倍程度の広さで10000円前後といったところでしょうか。それ以外に入会金11000円もかかります。1年契約なので契約時に最低でも10万円近くのお金が必要になるんですね。体験を買っている、習い事と考えれば、そんなに高くはありませんが、いわゆる市民農園などの料金と比較したり、採れる野菜の値段に換算してしまうとやはりちょっとお高い・・・。
シェア畑をさらにシェア!
そこで考えたのが、シェア畑を友人親子とさらにシェアする方法です!農園によってはシェアできないところもあるようですが、基本的にはOK!私は2人子供がいる近所のママ友を誘って一緒にやることにしました。
畑の面積は広くはありませんが、都会のマンションでやるベランダ菜園に比べたら十分、さらに子供たちの体験用としても十分な広さです。利用料は半額になるし、野菜作りは手のかかるもの。子供を連れて一人で手入れをするのはとても大変なので、友人と協力しながらできるのはとっても良かったです。
↑7月に3人目を出産した年だったので、3人目は生後2か月くらいからおんぶされて畑に連れ出されていました。
キャンペーンを上手に使う!
農園新規オープン時などには、近隣にクーポンのついたチラシなどが投函されたり、保育園で配布されたりすることがありようです。私も、一緒にやったママ友が、子供の通う保育園からクーポンをもらってきてくれて、入会金が半額になりました♪また、入会後も、お友達紹介キャンペーンなどでキャッシュバック(商品券)があったりするので、そのあたりもチェックすると良いですね!
シェア畑の1年
春~夏
私たちは、5月から契約だったので、ちょうど夏野菜の植え付けからスタートしました。植え付けの前には、自分たちで畑を耕し、ウネを作り、マルチシートを張ります。
はじめに植えたのは、ミニトマト、キュウリ(苗から)バジル、枝豆、つるむらさき、落花生(種から)でした。また、アドバイザーさんに相談してになりますが、空いているスペースなどに自分で持ち込んだ苗などを植えることも可能で、私たちは、大葉(青しそ)も植えました。
うまくいったりいかなかったり、いろいろありましたがどの野菜も、ちゃんと収穫して、いただくことができました。やはり自分で育てたお野菜はおいしいですね!特に枝豆はおいしかった~!バジルや大葉は料理にちょっと使いたいときにちょくちょく採ることができるのでとっても重宝しました。スーパーで買うと、地味に高いですよね。
水やりを毎日しに行かなくてはいけない?と思っていたのですが、畑では水やりはほとんど必要ありませんでした。プランター栽培と違って、土壌にたっぷり水分が蓄えられているので基本的には水やりはする必要はないんだとか。日々やるお手入れは、枝を誘引したり、脇芽を取ったり、草取りをしたりというかんじでした。
秋~冬
夏野菜が終わると、畑をリセットして、秋冬野菜を植え付けました。秋冬野菜は、大根類(種から)、キャベツ、茎ブロッコリー、のらぼう菜(苗から)でした!
夏野菜に比べ、秋冬野菜はやはり生育がゆっくりで、まだかな~まだかな~とう感じでした。そして無農薬栽培なので虫がつきやすく、野菜たちを虫から守るのが一苦労でした。気を抜くと、すぐ葉っぱがレース状になってしまっていて・・・野菜作りの大変さを身にしみて感じることができました。生産者さんたちに感謝です。
親子でシェア畑をやるってどう?
「子供の経験のために」そう考える親御さんは多いようで、私たちの農園でもたくさんの子連れファミリーが利用していました。
土に触れることさえ少ない都会育ちの子供達には確かに良い経験ですし、畑にいる虫たちと触れ合ったり、野菜がどんな形でなっているのか見せることができて、とてもよかったと思っています。
日々の手入れは、友人親子と手の空いたほうが自由に行くようにしていましたが、収穫はなるべく予定を合わせて一緒にやりました。
子供たちは意外と収穫したらあっさりとその場を立ち去って、泥遊びのほうが楽しいようでしたが、思い出したように「大根採ったね!」などと話してくれたり、ちゃんと記憶には残っているようでした。
大人にこそシェア畑はオススメ!
子供たちのためと言いながら、シェア畑を楽しんだのは、他でもない私でした!野菜を育てていると、自分の子供のようにかわいく思えて、小さな成長を見るたびに心が癒されました。収穫した野菜を調理するのもとても幸せな時間でした。
実際、30~70代くらいまでのご夫婦で利用されている方はとても多い印象でした。
シェア畑最大のおすすめポイントはイベント!!
私がシェア畑を利用していて、予想外に満足度が高かったのが、農園主催のイベントです。だいたい春夏秋冬と季節ごとに、農園で収穫した野菜を使った料理がふるまわれるイベントがあり、無料で参加できます。契約家族はもちろん、友人も参加OKなので、一緒にやっている友人以外のママとも親子も誘って参加していました。
カレーや芋煮、焼き芋などいろいろいただきましたが、毎回とっても美味しく、そしてお替りし放題!お腹いっぱいいただきました。
さらにくじ引きなどのお楽しみもあり、子供たちも喜んでいました。息子はあるとき3等賞が当たりましたよ♪
こうしたイベントはアドバイザーさんが中心になって準備してくださるのですが、アドバイザーさん皆さんみんな良い方で、気さくにお話ししてくださり、毎回お会いするのがとても楽しみでした。
まとめ
外出自粛期間も救われたシェア畑の存在
今年の新型コロナウイルスの流行時は、外出自粛要請が出され、近所の公園さえも遊具が閉鎖されるという状況でしたが、そんななかでもシェア畑は屋外での施設ということで運営を続けてくれて、自粛期間中の私の心のオアシスでした。何をするわけでなくても、野菜たちが生き生きと成長する姿を毎日のように目にすることは、心の安定にとても良いと思いました。
『野菜作りを習う』という経験をぜひ!
残念ながら4月末で契約満了してしまい、諸々の事情で更新はしなかったのですが、とても貴重な経験をさせていただいた1年間でした。本当に野菜作りについて右も左もわからぬ私でしたが、アドバイザーさんにめちゃくちゃお世話になりながらも1年やってみたことで、野菜作りとはこういうものなんだというざっくりとした感覚を養うことができました。
去年の私であれば、1から自分でやって成功する自信はなかったと思いますが、今では一人でもなんとかできる気がしています。今年は、シェア畑での経験を生かしながら、ベランダ菜園に規模を縮小してやっていこうと思います。
ベランダ菜園、家庭菜園を始めようと思っている方も、一度習い事感覚で、シェア畑をやってみることはとてもおススメです!いきなり自分で始めるよりも、きっと良い経験ができると思います。
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