2人目の産後の話です。1人目を緊急帝王切開で出産した1年8か月後、VBAC(帝王切開後の経腟分娩)で2人目を出産しました。そして退院から3週間目にまさかの『産褥熱』で再入院になるという、どえらい経験をしました・・・。今回はその記録をまとめてみたいと思います。
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経膣分娩では、通常産後6日目に退院、 経産婦だと1日早く、5日目の退院です。1人目は帝王切開だったため、 9日ほど入院していたので、それに比べたら2人目のときはあっという間に退院で・・・もっと入院していたかったというのが本音でした(笑)いろいろとお騒がせな出産でしたが、ひとまずは母子ともに健康で予定通り5日目で退院することができました。
産後3週目に身体の異変
しかし退院から約3週間後・・・高熱(38度から39度)と全身の関節?の痛みで動けなくなりました。
熱は、一晩たっても下がらず、他の風邪症状がないことや、数日前からまたお股の傷が 痛む気がしていたのと、黄色い膿っぽい悪露がたくさん出ていたことから、(←この時点で気づくべきでした)これは産院を受診した方がいいかもと思い、産院に電話相談したのち、ひとりで産院に向かい、時間外で受診しました。
まさかの再入院に・・・
血液検査の結果、白血球等の値が高く、内診などで傷や悪露の様子をみてもらい、子宮内感染の疑いがあることから、抗生剤を点滴するため入院管理になりました。
しかも、日帰り入院とかかとおもいきや、まさかの1週間ほど!?まったく予想していなかった事態に驚きました。
幸いだったのは、産科病棟への入院だったため、生後3週間の息子は一緒に入院できたことでした。夫があとから連れてきてくれました。家に残された夫と娘が気がかりでしたが、保育園やお義母さんのサポートでなんとか乗り切ってもらいました。
再入院後の経過
入院当日、昼食のときは熱があって身体がだるく、食欲があまりありませんでしたが、 点滴と解熱剤の効果か夜には熱が下がり、食欲も復活。ここで衝撃だったのが、再入院時は、産科食ではなく ふつうの病院食のようで・・・ 足りない(笑)
入院2日目から、朝晩と抗生剤の点滴を1日2回。
入院時の検査結果が数日後にやっと出て、 膣内から菌が出たということで・・・子宮内感染確定。いわゆる『産褥熱』というやつですね。膿っぽい悪露が大量に出てたのも、そのためかと。
幸い、抗生剤の点滴が効いて、熱は下がり、 悪露の膿っぽさもなくなって、 膣内の菌の再検査では陰性に。 血液検査でも感染の値が下がってきたので、点滴から飲み薬の抗生剤になり、入院から6日目にして無事退院となりました!
産褥熱の原因は?
私の場合、出産前の検査では菌はいなかったので、産後、抵抗力が下がって、 菌の活動が活発になったかなにかで、子宮内に菌が侵入してしまい、このような症状が出たみたいです。まあ、傷も結構ひどかったしね・・・。
しかしこんなに長く入院になるとは、本当に予想外でした。 出産後は5日目で退院だったので、それより長かった・・・。改めて産後のひだちって大事だなと痛感しました。
産褥熱が出るまでの行動記録
どんな生活をしていたら、産後3週間目にして産褥熱を出してしまうことになるのか。当時の私の記録を振り返ってみます。
- 産後5日目 退院(この日から母が手伝いに来てくれる)
- 産後8日目 手伝いに来てくれた母が帰る
- 産後9日目 週末、夫の誕生日(産後初めてキッチンに立つ)
- 産後10日目 長女が発熱、保育園から呼び出し(幸い夫が小児科へ連れて行ってくれる)→夫も体調不良
母が帰ってからは、朝夫が長女を保育園に送りに行き、帰りも夫が18時半までに迎えに行く。という生活を1か月程は続ける予定でした。夫と長女がいない間に休息をとるはずでしたが・・初日から当てが外れ、一転して二人を看病する数日間となりました・・・。
夫と長女も私の入院期間、頑張ってくれていたんだと思います。その結果無理がたたって、気が緩んだとたんに体調不良に・・・。
具合悪いときはしょうがないとは思うのですが、ご飯を用意していたのに、「具合が悪いからうどんが良い」と言われてうどんを作り直したり・・・夫はとにかく汗をかいて治す!!主義なので、めちゃくちゃ着込む、そして大量の洗濯物を出す!→私が洗濯をする・・・。(産後でなくても辛いよ・・・。)その時の私はまだ元気だったので、「家族が増えてさっそくキャパが広がったわ~」なんてのんきに言っていました。
- 産後13日目 長女復活。保育園へ
- 産後14日目 産院の2週間健診(問題なし)
産後ヘルパーさんやお義母さんにもお世話になりながら過ごす。
- 産後19日目 発熱
- 産後20日目 産院受診→再入院
この流れは・・・やはり最初の2週間、無理しすぎましたね・・・。そうせざるを得ない状況でしたが。誰かにヘルプをお願いしたりすればよかったなと思います。
まとめ:産褥熱からの教訓
産後は、誰かのサポートが必要不可欠です。私の場合、どうしても遠慮して自分で頑張ってしまうところがあるので、意識してサポートをお願いすることが大切だと実感しました。
そして、そのサポートをしてくれる人たちのこともサポートしてもらう手段が必要だったなと思います。普段からしていることなら別ですが、慣れないことをすると夫のように疲れが出て後々体調を崩したりしてしまうので・・・。(もう一つの手は、普段からサポートは慣れさせることですが、なかなか難しかったりするので・・・。)
今の時代だからこうして健康を取り戻すことができていますが、かつて産褥熱は妊産婦の死亡の最も多くの原因だったそうです。本当に怖い病気です。自分の体力、回復力を過信せず、産後は養生に努めることが大切ですね。
この記事を読んでくださった方も、私のようにならないように。頼れるものはとことん頼って!!ラクして!!!しっかり産後の養生をしましょうね!!!
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