【TOLAC】VBAC出産レポ|1人目を緊急帝王切開で出産後、2人目を経腟分娩で出産した記録②

妊娠&出産

ゆるポジリストのありちよです。

レット症候群という難病を持ち、
療育やリハビリを頑張る癒し系長女と、
わんぱく盛りの長男、令和元年生まれの次男。
個性豊かな子供たちに囲まれ、子育て奮闘中。
結婚、出産、子育てを通して子供たちや周囲の人たちから教えてもらった気づきは数知れず…私の人生を何倍も豊かなものにしてくれています。
ゆるく、基本ポジティブな『ありちよLIFE』を
シェアしていきたいと思います。

前回の記事で、2度にわたるフライングのち、3度目の正直でやっと入院を認められたありちよです。ここからまた長いお騒がせ出産劇が始まります・・・。

前回の記事はこちら▼

分娩室での長い一夜

【お昼~夕方まで】母と義母が付き添い

お昼過ぎ、3度目の正直でやっと入院にしてもらえて、付き添いの母と共に別の階にある分娩室へ。分娩室に入る前に分娩室の診察室でもう一度NST。分娩室の助産師さんがみてくれて、「陣痛で入院で問題なさそうですね!」と言われ、ホッとしました。

私は前回帝王切開だったため、何かあったときにすぐに点滴できるようにと前もって管を刺して準備。これが、違和感あって気になるんですよね・・・。

その間に母が入院手続きを済ませ、遅めのお昼ご飯を買ってきてくれて、おにぎりとバナナを食べました。食べ終えたくらいで、分娩室へ移動。日赤は、陣痛室と分娩室に分かれていなくて、生まれるまで同じ部屋。そんな部屋が全部で10室以上あります!!畳のあるお部屋もあると聞いていたのでそのお部屋だといいなーと思っていましたが、あいにく使用中。今考えるとわりと混みあってる日だったのかな。だから入院にも慎重だった?ってそんなことないかな~(笑)
畳の代わりに、私は使いませんでしたが、水中出産用のバスタブがありました!薔薇を浮かべて入りたくなるような円くて大きなバスタブでした(笑)ちなみに、日赤での水中出産は説明会を受けた人のみすることが可能です!

分娩室には分娩台になるベッドのほか、ソファやトイレ、シャワーがついていて本当にホテルのような落ち着いたくつろげる空間でした。
まだ必死に痛みを耐えるというほどではなかったので、何をして過ごそうか悩みました。早くお産を進ませたい私は、なにか運動でもした方がいいのではと思いましたが、助産師さんに聞いてみると「体力いるので、休めそうなら横になって休んでいてください~」という感じてした。

付き添ってくれていた母は、娘の迎えのためPM3時頃帰宅。妊婦さんが許可すればだれでも立ち会える環境だったので、娘も立ち合いを考えていましたが、結局、夜にかけてのお産になりそうだったので今回、娘の立ち会いは断念しました。

ここで一瞬ひとりぼっちに。ひとりぼっちでも呼べばすぐに助産師さんが来てくれるし、この日はちょうど助産師学校の生徒さんが実習にきていて、そのときどきの担当の助産師さんと一緒に心音を確認してくれたり、痛みが来たときは腰をさすってくれたり、足湯をしながらマッサージしてくれたり、たくさんたくさんサポートしてくれました。

ほんの少しひとりでのびのび(笑)過ごしたあと、お義母さん到着!お義母さんは現役の鍼灸師でマッサージも得意!以前は助産院で妊産婦さんにマッサージをされていたこともあり、とっても頼れる存在なのです!そうでなくとも、4人の母ですし!!!

2時間ちょっと、お義母さんと二人、お産にきくツボをマッサージしてもらったり痛みがきたときに一緒に呼吸法をやってくれたりして過ごしました。
分娩室に入ってから1回目の内診があり、子宮口は変わらず3センチ。でも、赤ちゃんを包んでいる膜がぷくーっとふくれてきていて、いつ破水してもおかしくない状態。「破水したら、一気に進むかもね!」と言われました。
痛みの方は規則的にあるものの、痛みレベルは停滞気味。あまりお産が進む気配はないまま時間ばかりあっという間に過ぎていきました

母体と赤ちゃんの様子次第ですが、陣痛開始から24時間を過ぎると帝王切開へ切り替わる可能性も出てきてしまうので、気持ちは少し焦っていました。※私の感覚としては、3日前の夜中から弱いけれどずっと陣痛がきている感覚だったので、もうとっくに24時間こえてるよ~って感じでしたが!

【PM6時半】夫が到着

18時半頃、職場から直行で夫が到着。しかし到着したからといって何をするわけでもなく、なんと分娩室でリモート会議を始める始末・・・。私とお義母さんは、なぜか気をつかって静かに声を殺して過ごさなきゃいけないというそんな時間が、小一時間。お産が急に進むかもしれない事態を想定して、とりあえず早くオフィスを出てきてくれたんだろうけど、、正直オフィスでやってくれと思いました(苦笑)まだ声をおし殺して痛みに耐えれる状態だったけど、うんうん唸ってる最中でもそれやるつもりだったのか・・・。まぁこれは、ちょっと根に持つ感じのエピソードですねあせる(笑)今では笑い話ですが!!
夫がリモート会議をしている間に夕食かでてきて、お義母さんも売店でご飯買ってきて一緒に食べました。まだ余裕で完食!食べ終わった頃、夫もリモート会議を終え、お義母さんが買ってきてくれたご飯を食べていました。さて、これから長い夜がはじまります・・・。

【夜中】立ち合いサポーターズに気を遣う妊婦

お昼頃に陣痛で入院になってから、あまり状況は変わらないまま、あっという間に夜になりました。夜は足湯をしてもらったり、(気持ちよかった)バランスボールをためしたり、(バランスボールに座って痛みに耐えるのはわりとよかった)陣痛用の椅子?をためしたり、(体勢はいいのですが、ちょっと動くとゆらゆらしちゃうのが気持ち悪くてダメでした)あらゆるグッズを試したのですが、結局これ最高!というのは見つからず・・・。

夜中には、生まれる瞬間にいてほしかった妹も来てくれて、サポーターは3人に!なったはずでしたが、みんなそれぞれお疲れでご就寝(笑)皆さん仕事してきてくれて、翌日も仕事でってなか来てくれているので、私は「あ~お疲れなのに悪いな~」という気持ちでした。でも!!主人だけは正直起きていて欲しかったなぁ(笑)みんなが寝静まったなか、ごそごそ動くのも悪かったので、ひとりで部屋を出てひたすら廊下を往復してました。・・・まさかの分娩室を追い出される妊婦(笑)このとき、主人がおきててくれたらなぁ~一緒にお散歩したんだけど・・・今考えたら、「一緒にお散歩しよう」って起こせばよかったんですよね。なぜこんなときに気を遣ってしまうのか・・・。

【明け方】心が折れそうに・・・

途中、赤ちゃんの心拍が早い?ということで再びNSTをつけて様子見。何度も赤ちゃんの心拍を確認されてよみがえる一人目の出産の記憶。前回はNSTの検査で、赤ちゃんが苦しそうといわれ緊急帝王切開に。今回もそうなってしまうのでは、、とちょっと気持ちが落ち込みました。でも、赤ちゃんは元気!母体の水分不足で赤ちゃんの心拍が早くなっていることもあるそうで、水分の点滴をしてもらいました。

夜はスタッフさんの数が少ないからでしょうか?意図的にお産を進ませないようにしている感がありました。私だけではなく、なんだか分娩室全体が、しーんと、静まり返っているようで。頻繁に様子を見に来てくれていた助産師さんたちもなかなか来なくなり、いつまでこの状態続くの~という気持ち。だんだんと外が明るくなり始め、心がおれそうになりました。

VBACでは、陣痛促進剤は使えないので自然にお産が進むのを待つのみ。はじめのほうの内診で言われたように、破水すれば進むのだったら、人工的に破水させてくれ~!と思って助産師さんに話したら先生はそれも考えてるみたい~と言われるも、結局放置・・・きっと先生方が出勤される朝を待ってたんですね・・・。午前8時頃に先生が診察に来て下さるとのことだったので、そこで何か動きがあるだろうと期待!

記憶があいまいですが、夜中にも一回助産師さんが内診してくれて、痛みも強くなってきていたので期待していたら、少し進んで子宮口4~5センチになっていました。この助産師さんの内診のときに、おしっこたまってるかも。と言われて、びっくり。下腹部が膨らんできてて、赤ちゃんが下がってきたのかな?と思っていたのですがお小水だったようで(恥)出してもらいました・・・。

尿意があって、頻繁にお手洗いに行っていたのですが、なぜか私、お手洗いに座るとかならず陣痛?というかいきみたい波がやってきて、自分では押さえられない変な力が入ってしまってたんです。そのせいで、うまくおしっこ出せてなかったのですね。お腹大きくて、出てるか出てないか見えないんですよ・・・。痛みで感覚も麻痺してるし・・・。出してもらってだいぶ楽になりました。

朝、残念ながら妹は仕事があるため帰宅・・・。主人とお義母さんは仕事の予定を調整して引き続き付き添ってくれました。

やっと!!出産!!

夜明け前、外が明るくなり始めたときは心がおれそうになったのに、朝になり本格的に外が明るくなると不思議と希望がわいてきて頑張るぞ!という気になりました。お日様の力すごいですね(笑)希望がわいた理由のひとつに待ちに待った先生の診察がもうすぐ!ということがあったと思います。

【AM8時】先生の内診→破水

8時?9時頃、産科の先生が待ちに待った診察にきてくださり、内診。と同時に破水!!
破水したら一気に進むかもね~と言われていたので人工的にでも早く破水させて~と思っていましたが、内診時に簡単に破水しました!

夜中に助産師さんが心拍の確認をしてくれていたときは赤ちゃんの回旋が少し心配だったみたいですが、内診の結果、回旋は悪くないと言われて安心。

【AM9時】一気にお産が進む

それからはもう一気にきました。陣痛がくるたびに、自然に力が入ってたぶんいきんでる状態。いきみ逃し~とか聞くけど、担当の助産師さんは分娩台のまわりで、分娩の準備をしていて全くサポートとかしてくれず・・・。きっと、急にお産が進んだから準備に追われてたんだと思います。

あれよあれよというまにお産時の腰巻きやらをつけられ、足を開かれて分娩台に固定!
もう少しで私の母が再び産院に到着しそうということだったけど、私は「もう待ちません!産みますー!」と(笑)
自分ももう早く終えたかったし、ずっと付き添ってくれていたお義母さんたちも早く解放してあげたくて・・・。もう陣痛の波にあわせていったれーーーー!という気持ちでいきみまくりました(笑)

先生たちが集まってきていよいよ!そういう状態になってから、何回陣痛の波があったか、、ちょっと覚えていませんがあっという間でした。先生が、「いま赤ちゃん一番狭いところを頑張ってますからね~!」などと声をかけてくれたのをかすかに覚えています。それから、「髪の毛見えてますよー!」「赤ちゃんでますよー!」「下みてくださいー!」と言われて、見てみると赤ちゃん出た~!

【AM9時56分】誕生!

誕生してすぐに、大量のおしっことう○ちをした我が子。すぐ胸の上にくるはずが、「今おしっこしてますからね~」しばらくstay(笑)そして若干う○ちをつけたまま胸の上に運ばれてきました。(笑)

破水するまでの、陣痛に耐え続けた時間にくらべたら、破水してからは本当に一瞬で!
立ち会ってくれたお義母さんと主人は赤ちゃんが生まれたとき、感動してちょっと泣いてくれたみたいです。私は、胸の上に置かれた我が子をみて少しうるっときましたが、すぐに産後の処置がはじまりそれどころではなくなりました。

つづきます・・・

24時間以上かかって何とか出産することができましたが・・・これからが地獄で、さらにお騒がせ妊婦でした・・・。気になる方だけ先へどうぞ(笑)

つづきはこちら▼

Profile
ありちよ

3児の母で『ゆるポジリスト』
暮らしや育児などについて、こうでなくてはと厳しく縛られることなく、この方が良いかなと思ったことをゆるく実践、家族のため、地球のため、未来のためにできることを少しずつ・・・
2015年に結婚、長女を緊急帝王切開で出産。その後長男、次男をVBACで出産。長女は難病のレット症候群。3歳で診断がつくまでは原因不明の発達遅滞で悩んでいた。妊娠・出産・育児などのイラストエッセイをブログ、Instagramに綴っています。

<興味があること>
・旅行
・舞台鑑賞
・ベビーウェアリング
・サスティナブル
・結婚式
・妊娠&出産
・産後ケア
・ダンス&エクササイズ
・障がい者アート
・子育て
・夫婦関係
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     などなど!

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